オーディオ・ベースマン見たり聴いたり マーティン・ローガンの静電型SP・SL-3・・無口なノッポさんは、素晴らしい!!

オーディオ・ベースマン見たり聴いたり マーティン・ローガンの静電型SP・SL-3・・無口なノッポさんは、素晴らしい!!

マーティン・ローガンのハイブリッド静電型スピーカー(SP)・SL-3。中古品12万円。この身長160㎝のSPをベースマンの2階で聴いた。その後、階下のB&W802D3 prestigeを鳴らす。一音が飛び出た瞬間、苦笑しながら「(B&Wは)金属の音がする!。(だから、)弦楽に(B&Wの音なんて)無いだろう…』という人がいるのですね!。わかりました」と店主は言い放った!。音質評価は、B&W802D3 prestigeを③として。

低音が締まらないため、BASS Controlで3㏈絞る。 ウーハーは、100Vの電源を入れて駆動。

帯域の広さ②、解像力③(中間帯域のみ。あとは①)、SN比②、高域表現(伸びすぎず、詰まらず)②、中間表現(膨らまず、こもらず)④、低域表現(締まり)マイナス①、コントラスト③(中間帯域から中高域まで)、制動力(歪みがない感じ)①、透明感②、繊細性④(中間帯域より上で)、音の輪郭 ほんの少し淡い、音の出足 遅いが、気にならない、音の鮮度 並、質感・密度⑤(弦楽の質感で、ボーカルは質感④)、デザイン④(ノッポさんは、おおらかに見える)。特長弦のほぐれ具合というか、空気をそよがせる弦の動きというのか、弦楽器の質感が抜群。帯域でいえば300㎐あたりから1000㎐までを聴くSP。難点、低音はドロドロ。コントラバス、ベース、グランカッサ(大太鼓)、バスドラムなどの低音楽器の`締まり切った太い音‘の表現、金管楽器、打楽器の聴き手まで`飛んでくる‘鮮烈、先鋭な表現は、ダメ。`炭酸飲料‘のような刺激の強い音は出ない。160㎝の高身長も気になる。適性、弦楽、ボーカル。寸評、柔らかく圧迫感のない音質。ツィーター、スコーカー、ウーハーといった点から音が出てこない。網全体から放たれる空気感タップリの音が耳に心地よい。SPの背後にも音場が展開されるため、壁から離す必要がある。店主・評、(マーティン・ローガンの音を聴いた後、B&W802を聴くと)夜、車を運転中に対向車線から浴びせられるヘッドライトの眩しすぎる光のような音(に感じる。耳にきつい)。(岩手)県民会館(で響く)弦楽の音は、B&Wではないだろうと思わせる音質です。弦楽のみ(で音楽を聴く方にお勧め)ですね。

スリムで背高の`ノッポさん‘は、少々、口数が少ない(情報量が少ない、オーディオ的性能は落ちる)。一方、多弁でしゃべりすぎ、声もでかい(情報量が多い、オーディオ的高性能)B&W。そのB&Wより魅力を感じるのは、店主と僕だけだろうか?。でも、二者択一になった時、ジャズを好む店主は「やっぱり、私は、B&Wです」といいそう。僕は、マーティン・ローガンの音だけど…。

皆さんも聴いて楽しんでください。

背面部。あっさりしている。SPの網の部分から透けて、向こうが見えるのがいい。160㎝のノッポさんを置ける部屋がある方には、おススメ。シーメンスに続き、SL-3も喫茶店向けのSP。これで店内にさりげなく音楽を流してほしい。