日本酒 酒徒礼讃 秋田県大仙市 刈穂 吟醸酒 六舟・・呷ると思わず、唸る。きめ細かい
- 2017.06.23
六舟(ろくしゅう) 刈穂 吟醸酒。 香りが、日本酒らしくない。米が発酵した匂いではなく、テキーラやリキュール酒などの洋酒の消毒液のような薬臭さがある。 一口、呷ると思わず、唸る。きめ細かい。特に、旨味の部分が!。舌に酒がのるがサラサラとし食 […]
六舟(ろくしゅう) 刈穂 吟醸酒。 香りが、日本酒らしくない。米が発酵した匂いではなく、テキーラやリキュール酒などの洋酒の消毒液のような薬臭さがある。 一口、呷ると思わず、唸る。きめ細かい。特に、旨味の部分が!。舌に酒がのるがサラサラとし食 […]
浜福鶴 大吟醸 備前雄町(びぜんおまち)。 強烈な酸味、「おり」を感じさせるやや濁った旨味が好ましく、口の中で「酒粕」が舞っているかのよう。甘味も感じるが、悪い印象ではない。苦味で味が終わる。酸味、旨味、苦味がしっかり確実に味わえる。が、米 […]
純米酒 ひろき。米が発酵している時のちょっと饐(す)えて豊穣な香り。酸味は角が立たず柔らかく口中に広がり、頬っぺたの内側を心地よく刺激。大人になっても頬っぺたが落ちそう!。まさか、酒で頬っぺたが落ちそうになるとは!。旨味の輪郭はおぼろげ。酸 […]
東光 純米。アルコール(酒臭さ)を感じさせない。味の輪郭が弱い。旨味、酸味といった味のコントラストは弱いが美味い酒だ。 ファ~、ファッとした甘味から味が始まる。米の旨味は感じられないが、口に含んで甘味を味わった後 飲み込む時に酸味を感じる。 […]
「ワンカップ大関」に限らず、日本全国津々浦々、各酒造会社のワンカップは酒徒の友。いつでもどこでも、一杯一杯、また一杯と盃、いやカップを傾ける。 「いかにも美味いですよ」と取って付けたよう旨味。「酒は辛口が当たり前」だとでも言いたげな酸味。「 […]
越の初梅。なんといっても千円を切る価格が魅力。 口に含んだ瞬間、ファ~とした軽やかな酸味。弱い旨味。特別、酸味を利かせようとか、旨味を際立だせるという意図は感じない。後ろのラベルには辛口と書いてある。爽やかなキレのある辛口といったところか。 […]
越後鶴亀。「峰乃白梅」と同じくらい美味い。濃厚な味という点ではこちらが上だろう。淡麗な「峰乃白梅」か濃厚な「越後鶴亀」。酒屋でどちらを買うか、いつも悩んでしまう。 爽やかな米が発酵した香り。口に含むとむせるような強い酸味。それからわずかな旨 […]
飛良泉・山廃純米 No.12、15、24。3種、同一の味の傾向だと思う。12,15は酸味と旨味がほぐれず若い酒との印象。24が日本酒として味が完成されていると思う。12は口に含んでも酸味がすぐに出ず、出てくると酸っぱい。旨味は飲み終わっても […]
八重桜。岩手県・岩泉町の名勝・龍泉洞の水と同様に清冽で純粋な酒だ。「日本酒は、米の旨味を味わうもの」という考えを変えさせる。この酒は水を味わう酒だ。 酸味というより苦味を感じる。旨味もあるがそれは、ごくごくわずか […]
霞城壽(かじょうことぶき)。トロリとした液体を杯の中に。熟柿のような甘味がかぐわしい。香りとは対照的、口に含むと爽やかな柑橘を連想させる華やかな酸味。それが旨味と一緒に口中で炸裂する。その瞬間、頬っぺたが落ちそう!。酒をかみしめると酸味は軽 […]
豊能梅(とよのうめ)。梅酒のような印象。自宅で漬けた梅酒の広口瓶の蓋を外した時の香り。口にすると、酸っぱい酸味を感じた後、酸味とも旨味ともとれる複雑な味。口中にある間、酸味が優勢なのは変わらないが、梅酒のような甘味が味わえる点に特徴が。一方 […]
浜福鶴 うすにごり 純米吟醸。昨年の品名は、「おりがらみ」でした。旨味成分の「おり」を残し、日本酒本来の風味と個性を楽しめるという。この酒造会社、「おり」の使い方が上手い。 酸味がまろやかで軽い。口に含んだ時は、旨味がひっそりと湧き出てくる […]
「京姫 一番搾り原酒 純米吟醸」、「雪椿 無濾過 純米吟醸」、「浜福鶴 うすにごり 純米吟醸」の三種の日本酒。なぜ、「春あがり一番出荷」として三社が合同で企画したのか・・。興味がある。 米が発酵するときの香り。口に入れると蜜柑に似た柑橘系の […]
米が発酵した酸っぱい香り。思わず”クンクン”と嗅いでしまう。杯に入れた瞬間から、香(かぐ)わしく好ましい。 珍しいことに、旨味の周り全体をごくごく薄い酸味が包む。その酸味が口蓋を強く刺激する。強い酸味が、濃厚華やかな旨味を演出。その旨味で味 […]
酸味が新鮮で、熟し柿を思い出させる旨味(甘味)が奥行き、陰影感を引き出している。複雑な味は日本酒としては珍しい。 ラベルの右の純米酒表記の下に控えめに「瑞」とある。「しるし」と読むのか「ずい」か「みず」か。辞書を引くと面白い発見が。「瑞穂の […]
若干、華やいだ酸味の香りがある。米は山田錦100%。印刷されているコメントを見ると「天然の酸味の利いたうまい酒。米の良さを生かしきった酒本来の姿がここにある」と書いてある。そのコメント通りです。「本当の辛口(ドライ)は、酸にあり」その通りで […]
浜福鶴・大吟醸。これまで‘淡麗辛口‘の酒を探してきたが、これがその酒かな?。その昔、テレビCMで「灘の生一本!」と灘の酒をカッコ良く宣伝していたが、味に感心したことがなかった。最近まで、「評判倒れ」と灘の酒には手を伸ばすことはなかった。しか […]
米の旨味を極力排除した(抑えた)酒だ。 気持ちを落ち着かせる、甘くやや濃厚な日本酒の香り。口に含むと薄い酸味とわずかな旨味から味が始まる。口の中で、噛むように反すうすると徐々に酸味が強まる。強まる酸味は立体的で、強烈。その酸味は旨味を抑えつ […]
これは、旨い!!。思わず、ニコッとちゃうよね。 佐賀のコメは美味しい。東北に住んでいると九州地域の米はイマイチという気がしていた。 埼玉にいた頃、近所の米屋さんが佐賀の米を取り扱っておりました。食してみると美味しい。お米屋さん曰く「努力して […]
「日本酒とは何か?」という問いに答える逸品だ。 ほのかな果樹の香り。清々しい口当たり、酸味が好ましい。口に含む時間が長くなるにつれ、控えめな米の旨味が現れる。飲み込んだ後に残る苦味は、酸味、旨味を消し、後味をひきづらないキレを演出。すべての […]
香りは、米が今でも発酵しているかのよう。日本酒が米に由来した酒であることを再認識させる。 純米辛口を標榜しているだけに、酸味が強く、しかも旨味がほんのりと酸味の周りを漂う。日本酒は酸味の中に旨味を閉じ込めることが多いが、酸味の外側で旨味を味 […]
旨い酒ではないが、「ガサツ」でいい酒だ!。 太い酸味は、良い香りとは言えない。しかし、それがこの酒の性格を表す。 口に含むと強いとは言い切れない程度の酸味から味が始まる。そう、始まるという感じ。口の中で4~5秒ころがして(噛んで)、少々の旨 […]
日本酒とは「米の旨味」を如何に表現するか、日本各地、各酒造会社「様々な意匠」があり楽しめる。 キリリとした「酸味」、まろやかできめ細かい「旨味」がさざ波のように交互に現れる。その「酸味」の中「旨味」がフワリと丸く形作られる。飲み込むと「酸味 […]